2023年8月30日
SDGsのコンサルティング会社は何をしてくれるの?認証取得・費用相場についても解説
SDGsコンサルティングとは、SDGsの導入や運用を支援するサービスです。知識不足・ノウハウ不足・人手不足・時間不足を補い、スムーズで効果的なSDGsに導いてもらえます。 スリーエーコンサルティング(認証パートナー)のSDGsサポートでは3つのプランがあり、御社の状況に合わせてカスタマイズも可能です。
目次
1.SDGsとは?
SDGsとは、国連に加盟する193か国が達成を目指す国際目標のことです。
Sustainable Development Goalsの略称で、日本語にすると「持続可能な開発目標」です。経済、社会、環境の3つの側面にまたがり、持続可能な社会の実現を目指しています。
「誰ひとり取り残さない」を基本理念に、【1】貧困をなくそうから【17】パートナーシップで目標を達成しようまでの17の目標から構成されています。この17の目標には世界の課題が凝縮されています。
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2.SDGs経営が求められる理由
世界には、貧困、飢餓、教育不足、性差別、環境問題、紛争など様々な問題が山積みになっています。
問題を大きく分類すると、環境問題・社会問題・経済問題の3項目に集約することができます。
このまま問題を放置しておくといずれ地球はもたなくなってしまい、私たちはこうした様々な問題に無関心ではいられなくなっています。
日本でも、SDGsに沿った事業展開や取り組みを行う企業に対して、投資家からの支援が増えています。
また、SDGsを取り入れた経営「SDGs経営」を行う企業が増えています。
以下の理由から、SDGs経営は企業にとって重要な経営戦略となっています。
①社会的責任の遂行
SDGsは社会的な課題を解決するための具体的な目標を示しており、企業が社会的責任を果たすための指針となります。
②新たなビジネスチャンスの創出
SDGsは、課題を解決するためのビジネスチャンスを提供しています。再生可能エネルギーの開発や環境保護技術の開発など、SDGsに沿った事業展開は新たなビジネスチャンスとなっています。
③投資家や消費者からの要望
投資家や消費者からの要望も高まっています。企業がSDGsに沿った経営を行うことで、投資家や消費者からの支持を受けることができます。
3.企業がSDGsに取り組む3つのメリット
①消費者・お客様に選ばれる
社会貢献意欲のある顧客の共感を得ることができます。
商品やサービスに付加価値がつくので、競合との差別化にもなるでしょう。「自治体が運営しているSDGsの認証を取得すると入札で加点になる」というケースもあります。
②取引先に選ばれる
取引先からの信頼が高まりより良い関係を築くことができます。
「取引をスタートする際のアンケートで、SDGsを導入しているか確認された」という事例もあります。
③人材の採用がしやすくなる
就職先を決めるときに「社会貢献している会社か」「SDGs・サスティナブル活動を行っている会社か」を考慮に含む学生が増えてきています。逆に言えば、SDGsに取り組んでいない会社は選ばない学生が増えてきているということです。
特に新卒採用のターゲットである大学生は、学校の授業でSDGsを学んでいたり、夏休みの自由研究でSDGsを取り上げていたりします。
4.SDGsの導入・運用にかかる費用の相場
SDGsの導入には、設備投資や人件費などの費用がかかる場合があります。
また、コンサルティング会社のサポートを受ける場合、コンサルティング費用もかかってくるでしょう。
(1)設備投資・人件費
SDGsを導入するにあたって、プロジェクトを推進する部署を決め、担当者を決めて、自社のSDGs活動を構築し、運用し、報告書を作成する必要があります。また、取り組みをホームページなどで公表するのが一般的です。
最低でも担当者の人件費と自社ホームページの編集費用がかかってくるでしょう。
(2)コンサルティング費用
SDGs導入コンサルティング費用は、会社の規模や取り組む内容によって異なりますが、一般的には、以下のようになると考えられます。
・中小企業:50万円~数百万円
・大企業:数百万円~1,000万円程度
スリーエーコンサルティング(認証パートナー)によるSDGsのサポートなら、月額3万円~という低コストでリスク少なくSDGs導入が可能です。
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5.SDGsコンサルティングとは
SDGsコンサルティングとは、SDGsの導入や運用を支援するコンサルティングサービスのことです。
SDGsの必要性を理解していても、「一体何からはじめたらいいのだろう?」「忙しくてSDGsプロジェクトを動かす余裕がない…」とお悩みの方は多いです。
そのような知識不足・ノウハウ不足・人手不足・時間不足を補い、スムーズで効果的なSDGsに導くのがSDGsコンサルティングです。
6.SDGsコンサルティングの流れ
SDGsのコンサルティングは、以下のようなPDCAサイクルに沿ってサポートしていきます。
①計画 :ゴールの設定・現状分析・SDGs活動の決定・数値目標の設定
↓
②実施 :SDGs活動の実施・従業員への社内教育
↓
③チェック:計画通り活動ができたかの確認・社長やマネジメント層などへの報告
↓
④改善 :取り組みの見直し・次年度の計画策定
7.スリーエーコンサルティング(認証パートナー)のSDGsサポート
スリーエーコンサルティングでは、SDGsを支援する3つのプランがあり、御社の状況に合わせてカスタマイズできます。
(1)かんたんスタートパック 月額3万円
まずは会社を「SDGsを導入している状態」にしたい、ムダなくSDGsを導入したい方におすすめのプランです。
(2)皆でやるスタートパック 月額5万円
従業員を巻き込んでSDGs活動を強化していきたい企業におすすめのプランです。
オンラインのSDGs講座でSDGsの概要や自社の取り組みを紹介するので、「従業員に浸透させたい」という方にお喜びいただいているプランです。
(3)しっかりスタートパック 月額7万円
「自治体が行っているSDGs認証の最上位を取得したい」「外部評価を高めたい」など、しっかりSDGsを導入・運用したい企業におすすめのプランです。導入後のプレスリリースなど広報的な支援も含まれています。
そして、どのプランでも「SDGs認証」の取得がサポートに含まれています。
SDGs認証制度とは?
市や区などの自治体や、SDGsに関する協会や団体がおこなっている認証制度です。
易しいレベルのものから、詳しい審査がある難易度の高いものまで様々な認証があります。
SDGs認証を取得することで、下記のメリットがあります。
・イメージやブランド力が向上する
・その認証のロゴマークが使用可能になりアピールの材料になる
・その団体のウェブサイトに自社の名前が載る
・補助金・融資などの支援対象になる
・ビジネスマッチングの機会が得られる
・入札の加点対象になる(主に建設業)
しかし、様々なSDGs認証が存在するので、
「自社が取得できる認証はどれ?」と悩んだり迷っている方が多いのが実際のところです。
スリーエーコンサルティングのSDGsサポートでは、御社に適したSDGs認証制度をご提案し、申請用の書類も一緒に作成します。
8.SDGsコンサルティング会社の選び方のポイント3つ
コンサルティング会社を選定する際のポイントは以下3点です。
①スピード感
「〇月までに導入完了したい」「〇〇に間に合わせたい」といった希望の時期を考えて計画を立ててくれるか確認しましょう。
②実績・ノウハウ・事例を持っているか
御社のニーズに合ったサポートを行えるだけの実績やノウハウ、事例を持っているか確認しましょう。
③アドバイスだけでなく手を動かしてくれるか
アドバイスをしてくれたとしても、宿題がたくさんあるとリソースがとられてしまい、結局負担は減りません。
申請用の書類の作成など、手を動かす場面で手伝ってくれるコンサルのほうが社内の負担が軽くなります。
9.SDGsコンサルティングを依頼する際の流れ
以下の流れで進むケースが多いでしょう。
STEP1 :希望の予算・サポート内容に合致しそうなコンサル会社に問い合わせる
↓
STEP2 :ご要望・お悩みのヒアリングを受ける
↓
STEP3 :SDGsサポートの内容の提案を受ける
↓
STEP4 :見積書で金額を確認する
↓
STEP5 :社内決裁で承諾を得る
↓
STEP6 :コンサルティング契約を締結する
↓
STEP7 :初回コンサルティング打ち合わせ
スリーエーコンサルティング(認証パートナー)のSDGsサポート詳細はこちら
10.できそうな目標から手をつける
SDGsの目標は全部で17ありますが、17項目すべてに取り組む必要はありません。まずは現実的にできそうなことからはじめましょう。
はじめから17ある全ての目標に貢献しようとすると、ハードルが上がってしまい、達成できずに終わってしまう可能性もあります。
SDGsは、環境・社会・経済と多岐にわたる項目があります。自分の会社が貢献できることからスタートしていきましょう。
11.SDGsの取り組み事例
今や多くの会社がSDGsを導入していますが、実際にどのような活動を行っているのでしょうか?
「大がかりなことをしないとSDGsにならない」ということはありません。また、「SDGsの17の目標すべてに取り組まなければならない」ということもありません。
SDGsの目標は、貧困、健康、教育、ジェンダー平等、エネルギー、環境、平和、パートナーシップなど、多岐にわたります。
貢献できそうな目標から取り組みをスタートしたら良いのです。
(1)環境に関する取り組み事例
・ペーパーレス化
・ハイブリッド車などエコカーの利用
・太陽光パネルの活用
・食品ロス削減
・省エネ運動や節電、節水
・ゴミ分別の強化
・植樹活動への参加
・使い捨てプラスチック使用の削減
(2)社会に関する取り組み事例
・メンタルヘルスの意識啓発、カウンセラーへの相談体制の整備
・セクハラ、マタハラ、パワハラなどハラスメント防止の取り組み
・女性の活躍を推進する取り組み
(3)経済に関する取り組み事例
・ESG投資の導入
・働きがいのある職場づくり
・人材育成の促進
・障がい者雇用の促進
(4)スリーエーコンサルティングの取り組み
スリーエーコンサルティングもSDGsに取り組んでいます。
「事業を通じたSDGsへの取り組み」と「企業活動を通じたSDGsへの取り組み」に分けてコーポレートサイトで活動を公表しています。
12.ESG投資とは?
SDGsの普及とともに、「ESG投資」という言葉も耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか。
ESG投資とは、「ESGに配慮した企業への投資」のことです。
E:環境(Environment)
S:社会(Social)
G:ガバナンス・企業統治(Governance)
これまでは売上や利益だけが重視される傾向にありましたが、最近は、財務の情報だけでなく、非財務情報であるESGも重要視されるようになっており、投資の世界ではESG投資がトレンドとなっています。
13.SDGsコンパスとは?
SDGsコンパスとは、企業がSDGsを自社のビジネス戦略に組み込むためのガイドラインです。
企業が社会的、環境的な課題をビジネスの機会として捉え、持続可能な開発に貢献するための具体的なステップを示しており、以下の5つのステップから成り立っています。うまく活用してSDGsをスムーズに導入しましょう。
①理解:SDGsとその意義を理解し、自社のビジネスとの関連性を把握する
②定義:自社のビジネスとSDGsとの関連性を基に、どのSDGsに焦点を当てるかを定義する
③設定:定義したSDGsに対する具体的な目標を設定する
④統合:設定した目標を自社のビジネス戦略や運営に統合する
⑤報告:SDGsに対する取り組みの進捗状況を定期的に報告し、その結果を評価する
まとめ
SDGsコンサルティングを利用すると、SDGsに関する知識不足・ノウハウ不足・人手不足・時間不足を補い、スムーズで効果的なSDGs導入ができます。
「SDGsを経営に取り入れたい」「SDGsの認証をとりたい」「採用強化のためにSDGsを導入したい」という方はお気軽にご相談ください。